· 

自閉症啓発ポスター理解度アンケート

 

 

「ポスターを見て自閉症についてどの程度理解できましたか?」というアンケートを行いました。結果は、写真の通り!たくさんの方が、「とてもよく理解できた」にシールを貼ってくださいました。
 実は、自閉症・発達障がいの人を理解してもらうポスターを制作することは、いざやってみると、とても大変な作業でした。一人一人特性が異なること、行動の意味について簡潔に説明することが難しいこと、また、当事者を傷つけないような表現にも気を配りました。


 6つのイラストは、自閉症の人がまちの中で日常的に困っていることや、周囲の人に不審に思われてしまう代表的なことです。まず、どんなことを周囲の人に知ってもらいたいのかを決めることから話し合いました。その場面をわかりやすいイラストにする作業にも、頭をひねりました。思わず他人に注意してしまう「ダメ出し」という場面は、家族に当事者のいないイラストを描いてくださった方からの提案でした。
 そして、イメージキャラクター「オウちゃん」が誕生し、一気にイメージが固まりました。明るく親しみ安いキャラクターのおかげで、ともすると堅苦しくなりがちな啓発活動が、誰にとっても身近に感じてもらえるようになったのではないかと想います。


 世界自閉症啓発デーでのイベントで、ポスターをたくさんの方に見ていただき、そして、お話を聞いていただき、理解につながったことを私たちはとても嬉しく思います。「とてもわかりやすい!」「そうだったんですね!知らなかったです」などというお声もたくさんいただき、ポスターの啓発効果に自信が持てました。
 アンケートの協力の御礼として、手作りのストラップをお渡ししました。とても好評で、「カバンに付けておこう!」とおっしゃってくださいました。たくさん作ってくれたSちゃんに大感謝です。青いストラップを見るたびに、自閉症啓発ポスターのことを思い出していただけたら、さらに嬉しく思います。ご協力いただき、本当にありがとうございました。